【ハンタ】サイレントマジョリティーの能力者は誰か推理してみた

HUNTER✕HUNTER

HUNTER✕HUNTERおもしれぇ~~~~~。
35巻はサバイバル開始かと思ったら、突然に推理小説チックになりました。
冨樫先生のことです。これはきっと35巻までの内容で犯人が分かるように書いてるんでしょう。

テンション上がったので、ちょっと推理したいと思います。
35巻の発売からだいぶ日が経ちましたが、まだ雑誌でも犯人が判明してないのでセーフってことにして!

ぶっちゃけこの記事を書くためについついブログを作りました。
やっぱハンタって神だわ…

注意事項

  • 本稿はコミックス35巻までの内容で推理しており、雑誌分のネタバレは含まれておりません。
  • ただしコメント欄などには雑誌分のネタバレが含まれる可能性があるため注意してください。
  • また私の鋭すぎる推理は間違いなく真相を穿ち、実質ネタバレとなります。ご注意ください。

推理の方針

本稿では推理小説の基本である3つの視点から推理を行います。

who done it(フーダニット) 誰ならできたのか?
why done it(ホワイダニット) 動機はなにか?
how done it(ハウダニット) どんなトリックか?

私はあまり推理小説を読まないのですが、「推理 基本」でググったらこの3つが大事だと書いてありました。かの名探偵ロード・エルメロイ二世も同じことを言っていたので間違いないでしょう。

who done it(フーダニット) 誰ならできたのか?

この16人に犯人がいる!
とは言い切れませんね。ビル、シマヌ、オイト王妃、スラッカ、サカタ、ハシトウ、ハビマイナも犯人候補です。全部で23人です。
多いわ!!!

というか、サイレントマジョリティーは遠隔殺人が可能なため、理屈の上では全く作中にでてきていない人物が犯人でも成り立ちます。が、本稿では推理の前提として犯人は369話,370話で1014号室にいる23名の中にいることとします。

さてどうしましょうか。普通の推理小説ならアリバイ等から犯人を絞れます。
が……

クラピカ「念能力者の存在を考慮にいれれば可能性は無限に等しい」

駄目みたいですね^^

とりあえず犯人候補大集合の369話,370話を眺めてみても確定的な要素はありません。犯人のモノローグからヒュリコフ、ミュハン、ロザリーあたりは犯人から除外できそうですが、台詞の少ないキャラクターが数名います。犯人を考えるためには別のアプローチが必要です。

why done it(ホワイダニット) 動機はなにか?

まず、犯人は王子、王妃等の上位者の命令で犯行を行っている可能性が非常に高いです。理由は攻撃が行われたタイミングが出港直後および念講習会開始直後だからですね。明らかに計画性があります。犯人が個人プレイをしている可能性は一旦捨て、陣営単位で動いてると考えましょう。その上で、第一の事件である出港直後の5名のワブル警護の殺害、第二の事件である念講習会でのバリゲン殺害、この両方について動機のある陣営に所属する人物が犯人です。

第二の事件については、素直に考えればは念の講習会の妨害が目的でしょう。つまり、念の習得に意欲的な陣営については犯人の可能性が低いです。犯人陣営は念に精通しており、自陣営の優位を保つために他陣営が念を習得することを妨害している可能性が高いです。念に精通している陣営は描写される限りベンジャミンとカミーラのみです。彼らが暗殺者を送り込んだのでしょうか?

では、第一の事件はどうでしょうか。出港直後の時点では念獣の存在もクラピカの存在も知られておらず、ワブル陣営は最弱と見られていました。いきなり念能力を使って襲撃されたという事実が不自然です。つまり全陣営に動機がありませんが、特に上位王子が犯人陣営の可能性は低いです。彼らは上位王子のサバイバルと捉えており、下位王子を全く警戒していなかったからです。なぜ犯人は出港早々にワブル陣営を狙ったのか?これは犯人を絞る上で大きな要素になるでしょう。

how done it(ハウダニット) どんなトリックか?

第二の事件については作中の描写通りなのでスキップします。重要なのは第一の事件です。

2つの事件で共通の登場人物はクラピカ、オイト王妃以外にビル、シマヌの2名ですが、この2人が犯人という可能性は極めて低いです。彼らが犯人ならダウジングチェーンをすり抜ける方法を持ち、実行していたということになります。

では、室内にいない犯人はどうやって5名のワブル警護兵を殺したのか?クラピカには難問ですが、読者には簡単な問題ですね。ワブル警護or従者の誰かにサイレントマジョリティーを取り憑かせたんでしょう。

さてここで問題なのが、誰がいつサイレントマジョリティーに取り憑かれてしまったのか?です。船内は行動が制限されており他の王子の居住区には行けないため、サイレントマジョリティーを取り憑けることができません。なら答えは一つ、乗船前にサイレントマジョリティーに取り憑かれていたのでしょう。出港直後のタイミングで犯行が行われた事実もこの説を補強します。

しかし乗船前は描写が全くないため、ここから犯人を推理するのは困難です。ここでは「犯人は乗船前に1014号室の誰かにサイレントマジョリティーを取り憑けた」とだけ覚えておきましょう。

あれれ?
でもさ、おかしくない?
最初の事件の時、誰も黒ボッコを目撃していないじゃん!
変な女がいたら普通は通信機使って連絡するダルォ?!

最初の事件で最も不可解な点がここです。なぜ誰も黒ボッコを目撃していないのか。

真っ先に思い浮かぶのは、第一犠牲者のウッディーが憑かれていたという可能性です。女を目撃した直後に11秒で殺されたため目撃報告がなかった。筋は通ります。が、その可能性は低いと思っています。

私の考えでは、サイレントマジョリティーは憑かれた者が死ぬと能力自体が解除される可能性が高いと見ています。根拠は3つあります。

  1. サイレントマジョリティーは守護霊獣と同じく寄生型の念の可能性が高い。宿主のオーラで動いているのでは?
  2. そういう制約じゃないと強すぎる。憑かれた奴が死ねば黒ボッコは誰にも見えないまま攻撃続行というのはメチャクチャですし、何のための宿主だよって話になります。
  3. 第一の事件でワブルが攻撃されずに事件が終わったのは宿主が死んだからでしょう。

この辺りは後でもう少し掘り下げることにして、話を戻します。なぜ誰も黒ボッコを目撃していないのか?

合理的な回答が一つだけあります。目撃した奴がわざと黙っていたと考えるのが妥当ではないでしょうか。つまり最初に憑かれた奴はわざとサイレントマジョリティーを持ち込んだという共犯説を提唱したいと思います。

共犯説の根拠は大きく4つあります。

根拠A 誰も黒ボッコを目撃していない

上述した通りです。この点を共犯者以外で説明するのは難しいのではないでしょうか。

根拠B 乗船前に接触できる間柄

犯人は乗船前に1014号室の誰かにサイレントマジョリティーを取り憑けていた可能性が高い。この点は共犯者なら全く問題なく、むしろ自然です。

根拠C 共犯者を作るのが合理的だから

サイレントマジョリティーは「黒ボッコを見えるのは憑かれた者と能力者のみ」「誰も殺せなかった場合は呪いが返ってくる」という能力です。無関係な第三者に取り憑けより、共犯者を作る方が圧倒的に安全です。そして憑かれた者にだけ黒ボッコが見えるという特性は、共犯ならデメリットではなくメリットとなります。共犯者にだけ姿の見える暗殺者、非常に強力ですね。サイレントマジョリティーは共犯者を前提に設計された能力であるというのが私の考えです。

根拠D なぜワブル陣営を優先的に狙ったのか合理的に説明できる

犯人はどうやって共犯者を送り込んだのでしょうか。船内には合法的に共犯者を送り込めるシステムがありますよね。下位王妃に対して監視として送り込めば良いのです。しかしこの方法は自分の陣営より下位の王妃にしか使えないという問題点があります。攻撃できる相手が限定されており、上位王子を標的にできないがゆえに、仕方なくワブルを狙った。これが私の推理です。

出港直後の事件、その真相とは

こいつです。
こいつが共犯者です。

順を追って説明します。
まず、そもそもの話として、非能力者の護衛を5名だけ殺しても意味がないですよね。これは王子を殺す下準備であり、本当の狙いは王子本人だったはず。つまり第一の事件は目的を達成できず、途中で終わってしまった可能性が高いのです。なにか犯人にとって不測の事態が起こり、サイレントマジョリティーが解除されてしまったのです。一体あのとき何が…?


ザイールド「ひ、暇だったから……頼まれて……」

そう、宿主がザイールドにより殺され能力が解除されてしまったです。前述した「憑かれた者が死ぬとサイレントマジョリティーが解除される」という推理ですね。少なくとも犯人にとって不測の事態が何だったのかと考えると、念獣の発生~ザイールドの凶行の中に原因があるのは間違いないでしょう。

というわけで、共犯者はザイールドに殺された二人のどちらかの可能性が非常に高いです。

おっさんA

おっさんB

どちらが共犯者かは明らかです。
Aの人(親切なおっさん)は鎖の発動中に警護人のシステムについて説明し、殺害はワブル王子の念能力という推測をしています。対してBは基本的に黙ったままです。鎖を警戒して下手なことを喋りたくなかったんじゃねーのか?って思っちゃいますよね。

他にもいろいろと怪しい点があります。

なんでそんな警戒してるの?というかこの反応はやましいことがあって、かつ鎖が本物だと思ってないと出てこなくない?

んんん?お前が最後の確認したんか。本当だろうな???

以上です。残念ながら決定的な証拠はありませんでしたが、あえて断言します。
おっさんBがサイレントマジョリティーに憑かれていた者で、犯人の共犯者です!!
共犯者についての答え合わせは作品内で行われない気がしますが、当たってたら嬉しいな。

王の器

余談ですが、この推理が正しければドーモくんは間接的にワブル王子を助けてることになりますね。敵対する王子を助けるためにオーラを使い切り、結果として凶刃に斃れるモモゼ王子。これが王の器というわけか……!!!無能過ぎるぞドーモくん!!!

犯人は誰か?

長くなりましたがトリックについては完璧に解き明かしたでしょう(断定)。犯人は乗船前に共犯者にサイレントマジョリティーを取り憑け、下位王妃の護衛として送り込んだ。しかし不測の事態により共犯者が死亡し能力は強制解除されてしまった。これが最初の事件の全貌です。

では、主犯は誰か?

陣営別に確認を行います。

まず犯人でないのがタイソン陣営、モモゼ陣営です。彼らは念講習で1014号室に誰も送ってきていません。

またチョウライ陣営、ツェードリニヒ陣営、ツベッバ陣営は確実に念を知らないため、シロと言い切っていいでしょう。それ以外の陣営については念を知らない演技をしている可能性がありえますが、この3陣営は間違いなく念を知りません。

もう一つ重要な要素があります。

そう、ドゥアズル様は何事にも控え目なお方なのです。所属兵にもサポートに徹するようにと指示しているとのこと。よってドゥアズル所属兵は共犯者ではありえません。事実としてカミーラはドゥアズルに協力を要請しハッキリ拒否されています。これはスラッカ犯人説を否定できる要素であり、同時にカミーラ陣営、ルズールズ陣営、ハルケンブルク陣営も犯人ではなくなります。

そしてベンジャミン陣営も犯人ではないでしょう。彼らがサイレントマジョリティー+共犯コンボを使うなら念を知らないチョウライに使うのが最も合理的です。

カチョウ陣営についてはセンリツを信じましょう。カチョウの従者が隠れ能力者だとしても、センリツの耳を欺いて暗殺指示を受けるのは難しいでしょう。また、フウゲツ陣営は護衛のバチャエムが「フウゲツ様を守ろうとしてるのは俺たち二人」と言っているので違うでしょう。ワブルを狙っている暇があるなら、警護を強化しろって話ですからね。

次にマラヤーム陣営です。マラヤーム陣営が犯人の場合、モモゼ殺害は母セヴァンチの指示で、あえて最初にモモゼを殺害することで被害者を装っているという可能性があります。面白い考えですが、可能性は低いでしょう。

念獣のドラゴン君は念能力者をオート警戒しており、ビスケはそれに気付いています。とすると、マラヤーム陣営に他に隠れ能力者がいるならドラゴン君がそれに気付くし、ビスケもドラゴン君の反応から気付けるはずなのです。

では、協会員ベレレインテはどうでしょうか。

彼がセヴァンチ以外からも依頼を受けており、実は暗殺者だったというパターンについても考慮が必要です。実際にビスケやハンゾーがクラピカと王妃から二重に依頼を受けているため、この可能性は否定できません。しかし問題は共犯者を誰にするか、です。

サイレントマジョリティーは種が割れると対処される暗殺専門能力のため、共犯者とは強い信頼関係が必要となります。よく知らないカキン兵を共犯者にするでしょうか?いいえ、それよりもっといい方法がありますよね。ハンター側から共犯者を送り込めばいいんです。つまりベレレインテが主犯の場合、最初の事件の共犯者はカートン、ザイールドのどちらかと考えるのが合理的なのです。しかしカートンとザイールドは王位継承戦の存在を知らないため共犯者ではありません。ベレレインテ主犯の場合はカキン兵を共犯者としたという点が不自然です。正直に言うと怪しいんですけどね、ベレレインテさん。協会員にも関わらず念講習に参加し、バリゲンの死体に近寄り「殺したのはアナタ」とサカタに言うなど、不自然な言動もあります。ですが共犯者を下位王妃の監視役として送り込んだというのが私の推理の軸であり、この点から犯人は協会員ではなく王子私設兵か王妃所属兵という結論とさせてもらいます。

さて、最後に残ったのはただ一人、サレサレ陣営のムシャホです。

残念ながら、彼が犯人の第一候補で間違いないでしょう。というか、ムシャホ犯人と思ってる読者は多いと思います。ちょっとこいつ怪しすぎるんだわ。最重要任務(念の習得とは言っていない)ですからね。このシーンだけでも犯人だろって直感的に思います。

また、サレサレ陣営は協会員を雇っていません。これは王子本人の馬鹿さが理由かと思いましたが、もしサレサレ陣営が念に精通しているなら、全く違う話になりますね。協会員なしで勝てると判断しているのです。

サレサレ本人の行動も愚王を演じたブラフの可能性が非常に高いと言えるでしょう。

という訳で、サレサレ陣営の組織ぐるみの犯行であり、主犯ムシャホ、共犯おっさんBというのが私のアンサーです!!

以上です。
なげぇ…6000文字…

共犯者を使ったトリックについては自信があるんですが、主犯については雑な推理になってしまいました。ロジカルに消去法で決めるつもりが、思ったより厳しかったです。

HUNTER✕HUNTER